著者:有限会社菅原塗装工房

外壁塗装DIYに挑戦してみたいけれど、「失敗したらどうしよう」「業者に頼むより本当に安く済むのか」と不安を感じていませんか?
実は今、自宅の外壁をDIYで塗装する人が全国的に増えています。ある調査では、リフォーム関連のDIYに取り組む人のうち、約18%が「外壁塗装にチャレンジした経験がある」と回答しており、注目度は年々高まっています。
しかし一方で、「塗装が1年で剥がれた」「高所作業で転倒した」など、適切な工程や下地処理を知らずに始めてしまったことで、再施工や事故につながるケースも少なくありません。特に足場や下塗り、シーラーの使い方など、塗装の“基本作業”を軽視すると、費用面でも時間面でも大きな損失になります。
この記事では、外壁塗装DIYでよくある失敗とその対策から、プロに依頼しなくても高品質に仕上げるための手順、さらに費用を抑えながらも満足度を得られるコツまで、専門的な視点で丁寧に解説します。
最後まで読むことで、あなたの外壁塗装DIYが成功に近づくだけでなく、「どこまでが自分でできて、どこから業者に頼るべきか」といった判断軸も明確になるはずです。読まないと、後悔するかもしれません。
高品質な外壁塗装で安心の住まいづくりを実現します – 有限会社菅原塗装工房
外壁塗装をはじめ、屋根塗装や内装塗装、防水工事など幅広い塗装工事に対応しております。お客様のご要望や建物の状態に合わせて、最適な塗料と工法を選定し、高品質で長持ちする仕上がりをご提供いたします。職人直営の強みを活かし、中間マージンを抑えた適正価格での施工が可能です。仕上がりの美しさはもちろん、耐久性や防水性にもこだわり、安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いいたします。丁寧な対応と確かな技術でご信頼にお応えいたします。
外壁塗装をDIYで行う人が急増中!その理由とは
なぜ今DIY塗装が注目されているのか
近年、外壁塗装をDIYで行う人が全国的に増加しています。その背景には、物価上昇による生活コストの見直しや、コロナ禍以降に加速した「自宅時間の充実化」志向が深く関係しています。中でも住宅のメンテナンスや外観の改善は、家族の安心感や暮らしの快適性に直結するテーマとして注目されており、その中核に「外壁塗装DIY」が位置しています。
また、塗料メーカーやホームセンターによる商品開発が進み、従来は専門業者に依頼しなければ扱えなかった高機能塗料も、個人でも入手・施工しやすい形で提供されるようになりました。遮熱性能や防汚性能を備えた塗料が、価格と扱いやすさの両立を実現している点も後押しとなっています。
さらに、動画共有サイトやSNSでは「モルタル塗装DIY」や「サイディングの色替えDIY」などの具体的な施工過程を発信する投稿が拡散され、初めての方でも挑戦しやすい土壌が整ってきました。2025年現在では、スプレー塗装やローラーによる仕上げなど、用途や予算に応じた手法を組み合わせたDIY施工が一般化しています。
SNSやインスタグラムで話題!共創型・参加型塗装スタイルの魅力
外壁塗装は単なるメンテナンスにとどまらず、家族や地域との「つながり」を生み出す活動としても再注目されています。新たな潮流として広がりを見せているのが「共創型塗装」や「参加型DIY塗装」です。
たとえば、相模原市など一部地域では、施工業者と住人が一緒にローラーやスプレーを使って外壁を仕上げる「塗装体験プラン」が人気を集めています。これにより、職人が持つ専門的な塗装ノウハウを直接学ぶことができ、安心感が高まるだけでなく、自宅に対する愛着や達成感が生まれるのです。
SNSでは、「子どもと一緒に壁を塗った」「DIY塗装のビフォーアフターを比較して投稿」などの事例が多数共有され、同じように挑戦したいと感じる閲覧者の共感を集めています。特にインスタグラムでは、モルタル塗装のエイジング加工やカラー変更を実践した投稿が「#外壁塗装DIY」で検索され、月間で数万件の再生数を記録している例もあります。
外壁塗装をDIYで成功させるために必要な前提知識
DIYが可能な範囲とは?一部補修と全面塗装の違い
外壁塗装をDIYで行う際に最初に理解すべきなのは、どこまでが個人で対応できる作業範囲かという点です。外壁塗装と一口に言っても、「一部の補修」から「全面の塗り替え」まで幅広い作業があります。たとえば、サイディングボードのひび割れや塗膜のはがれといった局所的な劣化であれば、パテやシーリング剤を使った補修が可能です。これに対して、家全体の塗装を自分一人で行うとなると、高所作業、足場の設置、複数工程の塗装作業が発生し、時間・労力ともに大きな負担が伴います。
また、2階建て住宅の全面塗装を行う場合には、法律上、安全基準に沿った足場の設置が必要になる場合があります。足場を設けずに脚立やはしごで対応するのは、落下や事故のリスクが高く、特に慣れていない方にとっては危険です。外壁塗装はDIYが可能な領域もありますが、施工範囲が広がるほどプロによる対応が望ましいケースも多くなります。部分塗装と全面塗装では必要な技術・時間・道具が大きく異なるため、事前に自宅の劣化状況と作業環境を正確に見極めることが成功の第一歩です。
DIYのメリットとデメリットを正直に解説(費用・手間・リスク)
DIYによる外壁塗装は費用を大きく抑えられる反面、準備から施工、片付けまで含めると膨大な時間と手間がかかります。最大のメリットは「コスト削減」です。業者に依頼する場合、塗装面積30坪程度の住宅であれば60万〜150万円ほどかかることもありますが、DIYなら約20万〜50万円の材料・道具費用で済むこともあります。塗料やローラー、マスキングテープ、養生シートなど、必要な道具をホームセンターや通販で揃えることで予算内に収めやすくなります。
しかし、その裏側には多くのデメリットも存在します。まず、外壁塗装は「洗浄」「下地処理」「下塗り」「中塗り」「上塗り」と複数の工程を正確にこなす必要があり、各工程ごとの乾燥時間や気温・湿度にも配慮しなければなりません。これらを怠ると、数ヶ月で塗膜がはがれたり、ムラが目立つなど、失敗のリスクが非常に高くなります。さらに、作業中の飛散防止や近隣への配慮も重要で、十分な養生ができないと塗料が隣家や車に付着し、トラブルの原因にもなります。
また、塗装に失敗した場合の「やり直しコスト」も考慮すべきです。一度塗ってしまった外壁を修正するには再度材料費と労力がかかり、結果的にプロに頼む以上の費用になるケースもあります。DIYを選ぶ際は、単純なコスト比較だけでなく、時間・体力・責任リスクを含めた総合的な判断が必要です。
外壁塗装をDIYで行う時の具体的な手順
高圧洗浄のやり方
外壁塗装の成功は、下地処理にかかっているといっても過言ではありません。中でも最初に行う高圧洗浄は、塗料の密着度を高めるために欠かせない工程です。外壁の表面には、長年にわたり蓄積したほこりやカビ、コケ、油分などの汚れが付着しています。これらをしっかりと除去しないまま塗装をすると、塗料がうまく密着せず、数年で剥がれてしまう可能性があります。
高圧洗浄機を使う場合は、ノズルの先端を外壁から20〜30センチ程度離して均等に動かすのがコツです。力を入れすぎると外壁を傷つける恐れがあるため、一定の圧力と距離を保つことが重要です。また、特にカビやコケがひどい場合は、専用の洗浄剤を併用することで、より効果的に汚れを落とすことができます。
クラック補修・パテ埋め・シーリング材の使い分け
外壁に見られるクラック(ひび割れ)には、髪の毛のように細いものから、指が入るほどの大きなものまでさまざまな種類があります。DIYで外壁塗装を行う際、クラックの補修は塗装以上に重要な工程であり、これを怠ると見栄えだけでなく建物の防水性や耐久性にも大きく関わります。
補修には、クラックの種類や深さに応じて、パテやシーリング材、補修用モルタルなどを使い分けることが求められます。たとえば、幅が0.3mm未満のヘアークラックには、微弾性フィラーや下塗り材で対応できますが、それ以上のクラックには専用のパテやシーリング材が適しています。
養生作業の極意!飛散防止と塗り分けミスの防止法
養生作業は、外壁塗装の仕上がりに大きな影響を与えるにも関わらず、軽視されがちな工程です。DIYで塗装を行う場合、周囲への塗料飛散を防ぎ、きれいなライン出しを行うためには、丁寧な養生が欠かせません。特に窓サッシ、基礎部、配管類、玄関周りなどは、塗料が付着しやすい箇所であり、しっかりと保護することが求められます。
一般的には、マスカーと呼ばれるビニールシートと養生テープが一体になった製品を使うと便利です。これにより、短時間で広い面積をカバーでき、作業効率が格段に向上します。養生テープを貼る際は、しっかりと密着させることがポイントです。浮きやたるみがあると、塗料が隙間から入り込み、塗り分けラインが崩れてしまいます。
また、強風の日に養生すると、ビニールがばたついて破れたり、テープが剥がれたりすることもあるため、天候の穏やかな日に作業を行うのが理想です。作業後の撤去も重要で、塗料が乾ききる前に養生を剥がすことで、塗膜が一緒に剥がれるのを防ぐことができます。
下塗り・中塗り・上塗りの塗り分け方と乾燥時間目安
外壁塗装における塗装工程は、単に色を塗るだけの作業ではありません。塗膜の耐久性や美観を長持ちさせるためには、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を順を追って、適切な塗料・道具・乾燥時間で進めることが不可欠です。DIYであってもこの基本を忠実に守ることが、塗装の成功を左右します。
まず、下塗りは外壁と塗料の密着を高める「接着剤」のような役割を果たします。下地の種類や状態に応じて、モルタル用、サイディング用、金属用など、適した下塗り材(プライマー、シーラー、フィラーなど)を選ぶことが必要です。たとえば、モルタル壁では微弾性フィラーが主に使われ、ひび割れのカバー力と防水性が特徴です。
中塗りと上塗りには、基本的に同じ塗料を使用しますが、中塗りは塗膜の厚みを確保する目的があり、上塗りでは光沢や色のムラを整える仕上げとしての役割があります。メーカー指定の塗布量や希釈率を守らなければ、早期の剥がれや耐久性の低下に直結します。
塗装の層ごとの役割と乾燥時間の目安を以下にまとめました。
工程名 | 主な役割 | 使用塗料例 | 乾燥時間目安(20℃時) |
下塗り | 下地の密着性向上、防水性、吸い込み止め | 水性シーラー、フィラーなど | 3~16時間 |
中塗り | 塗膜厚の確保、色の発色向上 | シリコン・フッ素系塗料 | 3~7時間 |
上塗り | 最終仕上げ、光沢・耐久性 | シリコン・フッ素系塗料 | 24時間 |
DIYで外壁塗装のよくある失敗
下地処理不足で1年以内に剥がれ
DIYで外壁塗装を行う際に最も多く報告される失敗が、下地処理の不備による塗膜の剥がれです。プロの業者では常識とされている「高圧洗浄」「旧塗膜のケレン作業」「クラック補修」「シーラーの塗布」などの工程が省略された場合、わずか1年足らずで塗膜の浮き・剥がれ・ひび割れといった劣化が進行するリスクがあります。
以下の表に、DIYで多い下地処理の不備と、再施工が必要になるまでの目安期間、再施工費用の概算を整理しました。
不備の内容 | 劣化発生の目安時期 | 再施工にかかる費用(目安) |
高圧洗浄を省略 | 6か月〜1年 | 約18万円〜(30㎡の場合) |
シーラー不使用 | 6か月〜1年 | 約22万円〜(吸い込み対応含む) |
クラック補修を行わなかった | 1年以内 | 約20万円〜(部分再施工) |
下塗りを省略 | 半年未満 | 約25万円〜(剥離対策込み) |
一部DIY+プロ施工のハイブリッド成功例
外壁塗装をDIYで行う際に「一部だけ自分でやって、難所はプロに依頼する」というハイブリッドスタイルを選ぶ人が増えています。たとえば、足場が必要な2階部分や玄関周りなど見た目の印象を左右する箇所はプロに依頼し、庭側や勝手口側など目立たない部分はDIYで塗装するという方法です。
この方法のメリットは、まずコストの削減です。プロに全面依頼すると80万〜120万円程度かかる塗装工事でも、一部DIYを取り入れることで30〜50万円ほどに圧縮できるケースがあります。また、全体の施工品質がプロレベルに近づくため、塗装後の仕上がりも安定しやすくなります。
まとめ
外壁塗装をDIYで行う人が急増している背景には、コスト削減のニーズやリフォームへの関心の高まりがあります。しかし実際には、下地処理の不備や塗装工程の理解不足によって、1年以内に塗膜が剥がれるなどの失敗も多く見られます。
一方で、事前に正しい知識を得て工程を守ることで、DIYでも十分に満足のいく仕上がりが実現できます。例えば「高圧洗浄で密着性を高める」「クラックにはパテやシーリング材を素材別に使い分ける」「養生で飛散と境界ミスを防ぐ」など、基本に忠実な作業が成功の鍵です。さらに、春や秋など気温と湿度の安定した季節を選ぶことで、乾燥時間や仕上がりにも大きく影響します。
また、最近では一部の工程だけをDIYで行い、難易度の高い部分はプロに依頼するというハイブリッドなスタイルも広がっています。この方法なら、費用を抑えつつも安全性と品質を両立でき、特に平屋や1階部分の塗装に限って挑戦する人が増加しています。
外壁塗装DIYは決して簡単な作業ではありませんが、適切な知識と段取りを押さえれば、大きな達成感とコストパフォーマンスを得ることが可能です。放置すれば数十万円単位の劣化修繕が必要になることもある外壁だからこそ、今のうちからのメンテナンスが将来の安心につながります。あなたの住まいを守る第一歩として、この記事の内容をぜひ参考にしてみてください。
高品質な外壁塗装で安心の住まいづくりを実現します – 有限会社菅原塗装工房
外壁塗装をはじめ、屋根塗装や内装塗装、防水工事など幅広い塗装工事に対応しております。お客様のご要望や建物の状態に合わせて、最適な塗料と工法を選定し、高品質で長持ちする仕上がりをご提供いたします。職人直営の強みを活かし、中間マージンを抑えた適正価格での施工が可能です。仕上がりの美しさはもちろん、耐久性や防水性にもこだわり、安心して暮らせる住まいづくりをお手伝いいたします。丁寧な対応と確かな技術でご信頼にお応えいたします。
よくある質問
Q. 外壁塗装DIYで失敗する原因として最も多いのは何ですか?
A. 最も多い失敗は下地処理の不足による塗膜の剥がれで、特に高圧洗浄を省略した場合に多発します。施工後半年〜1年以内に劣化が目立ち、再施工となるケースも少なくありません。また、乾燥時間を守らずに中塗りや上塗りを重ねてしまい、ムラやひび割れが発生する事例もあります。塗装工程や塗料の乾燥時間、気温や湿度に応じた作業スケジュールを守ることが成功のカギです。
Q. 2階建ての住宅でもDIYで外壁塗装は可能ですか?
A. 2階建ての外壁塗装は可能ですが、安全対策が必須です。脚立やはしごでは危険が伴うため、最低限の足場設置が推奨されます。簡易足場をレンタルする場合、1週間で3万円〜5万円程度が相場となります。平屋に比べてリスクが高く、作業時間も1.5倍以上かかる傾向があるため、一部のみDIYにして高所作業はプロへ依頼するハイブリッド方式も人気です。
会社概要
会社名・・・有限会社菅原塗装工房
所在地・・・〒252-0235 神奈川県相模原市中央区相生3-13-10
電話番号・・・0120-371-492